2017年2月28日火曜日

TAGOSTUDIO T3-01 購入


ブログではご無沙汰しています!小餅です。
今回は先日購入したヘッドホン「T3-01」のご紹介です。
TAGOSTUDIO T3-01

久しぶりにド本命の機種ですが、同社初の製品ということもあり、あまり知名度は高くないのが現状です。なので、少しでも知っていただきたいな、という気持ちを込めてレビューしようと思います。

2016年7月5日火曜日

こもちけーぶる -Vegaについてのお知らせ

ブログではお久しぶりです!小餅です。
就活やら研究やらでイレギュラーな忙しさが続きブログを更新するためのまとまった時間が作れませんでした。Twitterでは相変わらずうるさいですが…いつも絡んで下さる皆さん、ありがとうございます。

さて、今回は去年より販売を行ってきた「こもちけーぶる -Vega」についてのお知らせとなります。
早い話が、ラストオーダーのお知らせです。よろしければお目通しお願い致します。

2016年2月10日水曜日

ポタ研2016 冬に出展することになりました。

どうもです。気づけば2月ですよ。早いもんですね。
さて、今回は来る13日に控えるポタ研2016冬のお話です。タイトルの通り、ポタ研に出展側として立つことになっちゃったのでそのご連絡の記事です。

2016年1月13日水曜日

開設1周年を迎えました。

こんばんにちは。あ、あけましておめでとうございます。小餅です。
今回はタイトルの通り、ブログ開設1周年を迎えたのでそのお話です。退屈な記事ですが、流し見程度にお付き合いください。
 

2015年12月17日木曜日

Analog Squared Paper(A2P Japan) TUR-06 - 〇六 購入

Analog Squared Paperの真空管ポータブルアンプ「TUR-06」を購入しました。ポータブルアンプをこいつで完結させようという気合でチョイスし、結果応えてくれた素敵なアンプですので、レビューがてら紹介です。

(長くなります。多分皆さんが気になる音質レビューなどはかなり後になりますので、そこだけ気になる方はスクロールしちゃって下さい)


・A2P Japanについて

Analog Squared Paper」通称 A2P Japanは、三重県鈴鹿市に工房を構え、ハンドメイドでポータブルアンプの製作・受注販売を行っているメーカーです。

“Analog Squared Paper (略称 A2P japan) は
セミオーナーメイドのエレクトロニクス製品を製作・販売しています。
デジタル技術の進歩により小型化ブラックボックス化したモノが増える中で、
「見える・触れる・感じる」というアナロジーな価値を作り出すことをコンセプトにしています。
様々なご要望にお応えし、心を込めた作品を提供することをお約束いたします。 ”


上記の文面はA2P Japanホームページより引用したものです。このようなコンセプトの基、回路設計、筐体設計、実装などの製作工程を個人で行っています。

現在はTU-05,TUR-06,TR-07の三機種の製品展開をしており、それぞれ〇五、〇六、〇七といった名前がつけられています。
全製品がフルディスクリート構成となっています。このうち〇五、〇六は真空管と潤沢な電源を搭載し、そのために…持ち運べればポータブル、といったサイズ、重量を誇りますw
詳しくは上記ホームページの製品紹介をご覧いただければと。音もさながら、外観も非常に個性的なものとなっています。かわいい。
残る〇七は、S.I.T素子という三極管特性を持つ半導体を使うことによりその音質を確立しているそう(よくわかってない)。また、〇七の中でヘッドホン駆動に最適な電流駆動バージョンとイヤホン駆動に最適な電圧駆動バージョンにわかれたモデルが存在します。外観は〇五、〇六に比べるととても小型に収まっていますね。かわいい。

個人で且つ受注製作ということもあり、カスタムIEMのように注文から完成までに時間がかかるのが玉に瑕ですね、自分は9月半ばに注文して11月19日にお迎えに行きました(後述)。
しかしオーダーメイドですので「miniXLR5pin出力が欲しい」「試聴機より締まった低音が欲しい」「ボリューム部分のLEDを電球色にしてほしい」などの細かい要望にも機敏に対応していただけます。(実際に自分がお願いした要望です。)
また専用の革ケースも存在し、組み合わせたいDAPに合わせた一体型のケースもオーダーが可能となっており、リスニング環境のデザイン全てをコーディネートしてくれます。折角の個性的な筐体もDAPをゴムバンドで止めては不恰好ですものね。
でも自分は訳あってケースはオーダーしませんでした…DAP買い替えを見据えてるので次のDAPに変え次第オーダーしたいと思っています。

どの製品も、音質、外観、サービス、すべての面でプロダクトとしての完成度が非常に高いものです。
また製作者のぢーまさん:こと鹿田さんは、とても気さくで朗らかな素敵な方です。卓越したデザインセンスと回路設計センスを併せ持ち、それぞれの製品でそれを体現しているように思います。アンプを通じてぢーまさんのファンになりましたw
ポータブルオーディオ系のイベントには時々顔を出しているので、機会があればぜひ聴いて、触ってみてくだい。


・お迎え…?


ぢーまさんご近影(大嘘)
注文した後に開催されたヘッドホン祭でA2PさんがJabenブースで展示していたので、ぢーまさんと直接オーダーのお話をすることができました。その場で試聴機を聴きつつ低音が~などの打ち合わせをしましたが、「工房に来ていただければその場でチューニングできるんですがね」とのお話でした。
行くっきゃねえ!!いや流石にぼちぼち忙しいし行くのは難しいかな…と考えていましたが、偶然にも完成のタイミングと大学の大祭休みがバッティングし、本当に工房にお伺い立てることとなりました。オーオタ拗らせるとポタアンは届くものじゃなく迎えに行くものになるようです(意味不明


工房の看板。シャレオツ!
というわけで行ってきました。三重。学生らしく夜行バスで弾丸ですw
民家を流用して使っているという工房の中は、まるで小さな秘密基地の様な雰囲気を醸しており、男心をくすぐる間取りでした。
そこで受け渡しを行い、音のチェックやゲインの変え方などの使い方を教わりました。
祭の際に事前に締まった低音の話をしてたので、出来上がりの時点でかなり求めていた音に近づいていました。更に低音の量が欲しい…と思ったら、内部にジャンパーの抜き差しによる低音増加スイッチを搭載されていて、これで改善ができました。
この低音の盛り具合が絶妙で、高域側が歪まない程度に僅かに持ち上がり、求めていたストリングベースの一番オイシイところの量感が増えてくれました。

かくして回路面で満足したため、余興で真空管の取り替えによる音の聴き比べ、通称球転がしをさせて頂きました。
これが製造メーカーによって面白いくらい音が変わるんです。張り出し良く元気な球、優等生チックな素直な球、アナロギーな暖かみのある球…まるではんだの様に様々なキャラクターがあるんですね。ええ、沼です。ハマりましたとも…

ちなみにですが、〇五、〇六では真空管を大切に使うことを念頭に回路設計がなされています。ヒーターに与える電圧を許容最大量の80%程度に抑えるだけで真空管の寿命は4〜8倍にも伸びるそうです。
これにより、ぢーまさんが使っている中でも寿命で切れた球はなく、また音にも影響が無い範囲でやっているとのことで、球の寿命に関してはとても安心できるポイントでした。

その他にも学生時代に作られたという初代フルディスクリアンプ"〇一"(やばかった)や、現在開発中のノンオーバーサンプリングDACなどを聴かせていただいたり、大変親切にして頂きお別れとなりました。
貴重なお時間割いて頂き、また手厚く対応していただき嬉しかったです!この場でもう一度お礼とさせて頂きます。


・外観

どんだけ前置き長いんだよ。すみません。あまりにお迎え旅行が楽しかったので書かずにいられなかったんです…。
ちなみに工房行く前に伊勢神宮に行ってきました。良かったです伊勢神宮。巫女さん


外観です。
TUR-06
ボリュームを回すとスイッチが入り、イルミネーションが灯ります。
つまみを自作つまみへの換装を考えているので、色映りを考えてイルミネーションは電球色で作って頂きました。かわいい。

四方の寸法は高さ140×幅100×厚さ34[mm]、重量は圧巻の490[]となっています。だいたいFiio X3 2ndを2×2で置いたくらいの大きさ(?) 重さは500mlペットボトルのそれを想像していただければ。まさしく規格外の一品です。
大きさより厚さと重さが運用上はネックですね。自分はポタ環境専用のショルダーバッグを持ち歩いて運用してます。

DAPと組み合わせると殆どのDAPの方が背が高くなってしまうので、重ね方とミニミニは考えものですね。DAPがアンプから飛び出るのはあまり好きではないです…。
あ、Paw Goldと背丈がほぼ同じでした()

背面にはDC9Vの充電端子があります。

また充電中はイルミネーションが赤色に光る仕様。充電パーセンテージによってLEDの光度が2段階(+完了で消灯)に変わります。かわいい。

真空管にはネジを2本外すことでアクセスができます。球はいろいろ買って今はNECで落ち着きました。本当はT社の管が欲しいんですが…かなりレアみたいなのでヤフオクに張り付いてます。


・機能性

デジタル要素のない普通のアナログアンプです。
駆動方式は全段純A級の無帰還SEPP回路となっています。

出力が4極になっていますが、バランスではありません。接触抵抗の関係で3極より優れており、また信号が混ざらないようにしているそうです。
自分はこれに加えてminiXLR5pin出力を搭載しました。AKGの4極改造ヘッドホン向けです。こちらも3.5mm4極と配線は同様ですが、コネクタの性能かクロストーク削減の効果か、こちらで接続したほうがS/N比が向上したような印象を受けました。

駆動時間ですが、体感で10~12時間程度持ちます。十分。
 

・音質

主観的にですが、チューニングしてもらった事もあり音は非の打ち所がないクオリティです。一言で言いましょう。〇六はいいぞ。


…あまりにもなのでそれっぽくレビューします…

一番特徴的なのはどこまでも音が広がるように感じ取れる程広い音場表現でしょう。音の余韻がスウッと伸びやかに消えていくのが心地いいです。
だだっ広いわけではなく、きちんと音が隅々まで行き渡っているように感じます。うまく制動されているように感じるのはこの音場表現と、並のポタアンには無い高解像感にあるのかもしれません。
逆に言えば音源のマイナス面が浮き出てしまいますね…

また音の粒感(概念上の話です)があり、ここはAHA-120とは対称的な鳴り方だと思いました。AHAは清流の流れのような滑らかな美音が魅力的だったのですが、悪く言うとのっぺりと鳴っているような印象もあり、その印象が拭いきれませんでした。対して〇六では、特に低域に粒立ち感があり、一粒一粒が力強く、これに伴った立体感をしっかり感じることができ、レベルが頭抜けているなあと思えます。

特性的には(チューニング無しでは)フラットでリスニング向きでしょう。真空管を通しているためか、仄かに暖かみのある綺麗な音が鳴ります。変に誇張する事なく、隠し味的に暖色を乗せてくるような微小な雰囲気作りが絶妙です。
基本的には音場、解像感、立体感などの純粋な基礎性能の向上が一番大きな変化点なので、ポタアンにイコライジング的な要素を求めている方は首を傾げるかもしれません。

痛い点があるとすれば電波干渉によるノイズ発生でしょうか。といっても本体に携帯を乗せでもしない限りは出ませんが、最近のWiFi接続可能なDAPなどはもしかしたら重ねた時に影響が出るもしれません。真空管によっても左右されるみたいですが、純正(オプション)で乗ってくる真空管は比較的ノイズの出にくい高品質なものでした。

例えば低域の質感がイマイチだけど高域は綺麗!みたいな、音質対音質で犠牲にしたものは限りなくゼロに近く、代わりにサイズが犠牲となったもの。そういうシロモノですw
更にサイズを犠牲に音質にパラメーターガン振りしたクレイジーなモデルが〇五になります。驚くべきことにこれが一番オーダー多いそうです、奇特な方が多いんですねえ(褒めてる)

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いやあ、本当に満足のいく製品です。素敵な出会いになりました。
ポータブルアンプはこいつから蔵変えすることはおそらく無いでしょう。〇五もありますが、〇六も終着点になり得るポタアンだと思ってます。
ヘッドホンはESW10JPN、イヤホンはK3003、ポタアンに〇六ときて、あとはDAPでポータブル環境は満たされそうです。そのDAPが一番悩むわけですが…。

それはさておき。
もうすぐポタフェスですね。HS1003のAcoustuneさんも試作品を引っさげて出展するそうなので目下はそれが一番の楽しみです。あとはいつも通りプチオフしたりAKGブースに参拝できればいいかなあ…()
でわでわ。

2015年10月27日火曜日

acoustune Resonate-HS1003購入

ヘッドホン祭で先行販売となった、acoustune社「Resonate HS1003」を購入しました。HS1001に引き続きレビューをしていきます。